好きな人に、「彼氏がいるか」を聞く方法

1、質問

私、「渡辺 翔也」 といいます。

会社に気になる女の子がいます。3つ下で、名前は、美加さん。
好きなんだけど、なかなか言い出せないです。

ようやく、会社の帰りに食事に誘い出せました。気軽に「いいですよ」といってくれたので、少しホッとしています。
自分で言うのも何ですが、私、シャイなんです。

で、今度の食事の時に、今、付き合ってる人がいるかどうか知りたいんです。
でも、どうやって聞き出したらいいのか・・・わかりません?

2、答え

大輔
「なるほど。食事の約束ができたのは、シャイなあなたにしては、上出来じゃありませんか。
もうデートの計画はしたんですよね」

翔也
「エエ、一応、レストランも予約していますし・・・」

大輔
「で、まさか、いきなり『美加ちゃん、今つきあってる人いるの?』って、聞いちゃおかなぁ・・・なんて思ってないよね」

翔也
「思ってたけど、ダメなんですか? だってその方が早いじゃないですか」

大輔
「早く”沈没”したいってこと? ダメですよ。
美加ちゃんの気持ちになってごらんよ。『何であんたに言わなあかんねん!』ってなるで」

翔也
そうですね。でもそれじゃ、どうしたらいいんですか?」

大輔
まずね、地元ネタから入ろうね。
『美加ちゃん、出身はどこなの?』って聞いてみようよ。これなら、不自然なことは何もないよね」

翔也
でも、聞きたいのは、今、彼がいるかどうかなんですよ。地元は関係ないでしょ!」

大輔
関係ないところから入るからいいんだよ。
『実家はどこなの?』でもいいね」

翔也
「よくわからない・・・」

3、関係なさそうなところから、取りかかろう

何事も、

外堀を埋めて、
  じわじわと本丸の方に近づく

               のがベスト。

いきなり本丸攻撃して自爆するのはアホです。

下準備が大切
なのです。
料理だって、「下ごしらえ」をしっかりしないと、美味しいものができないでしょ!

大輔
「仮に『香川です』って言ったとしようか。
そうしたら、すぐに『高校まで香川にいたの?』と続けようよ」

翔也
「あ、なるほど・・・ちょっと見えてきた。高校だったら昔のことになるから、つきあってた彼氏がいたかどうか聞きやすいですよね」

大輔
「そうなんだよ。
今のことは生々しいけど、昔のことなら、結構話せるんですよ。
未来のことも生々しさが薄れるよね。
こんな風にして話してみようよ。僕が美加ちゃんと話をするとして・・・」

4,話のつなげ方は、こんな程度でいいんです

大輔
「美加ちゃん、高校の時、何人に告られた? 可愛いから、最低でも10人はいるやろ」

美加
「そんなには いてませんよ」

大輔
「うんうん、で、何人? 美加ちゃんを放っておく男子はいないと思うねんな」

美加
「5人くらいかな・・・(笑)」

大輔
「え~! 5股してたん?」

美加
「5股チャウ! 5人なの!」

大輔
「お、そうかそうか。5人かぁ・・・。
可愛いもんなぁ、俺も今話してて、結構ワクワクしてるもん」

美加
「なに言ってるんですかぁ(笑)」

大輔
「まぁな。で、今でもずっとその時の彼と続いてるとか・・・?」

美加
「いや、大学に入ったら、なんとなく別れちゃいました」

大輔
「それ、多いみたいね。だってさ、3年生が、新しく入ってきた女の子を狙ってるから・・・。

で、女の子も、3年生がすごく信頼できそうに感じちゃうんだよねぇ。美加ちゃんも、3年生に掴まっちゃったの?」

 

こんな話で、学生時代の彼氏との楽しかった話をたくさん聞こう。
その頃の楽しかった感覚を思い出させよう。

これは「今彼」を聞き出す道筋になります。また、「翔也君と話すのは楽しい」と思わせる狙いもあります。

過去の楽しかった思い出に酔ってもらおう。

5,そして、狙ったところへ

大輔
「でもさぁ、卒業して3年目やんか。その時の彼と今も続いてるの? それとも今は新しい彼?」

美加
「今、つきあってる人いませんよぉ」

大輔
「嘘はアカンで。美加ちゃんみたいな楽しい女の子、放っておく奴いないよぉ」

美加
「いや いや いや、ほんとに」

大輔
「俺、今、かなり嬉しいねん。そこら辺を団扇もって 踊り回りたい気分やねん。
俺、今、告ろうかな」

このあと、美加ちゃんのネイルアートを見つけて、「わっ!綺麗やね」とか言いながら話を進めよう。
そして、できれば、ラインを交換したり、「今度、海遊館 行ってみない?」なんて話までしてみよう。

6,要領と注意点

1,本来の狙いとは関係なさそうなところから入ること。
※どんな時でも「いきなり」ってのは、失敗します。

2,全然関係ない話から本来の狙いに導く練習をしておくこと。
※そういう練習をしておけば、話題を広げる力がつきます。

3,女性を本気で褒めて、女性を楽しませること
※褒めるためには「観察力」が必要です。いつもと違うところがないか、細かいところまで よく見ようね。