話の取り掛かりと広げ方・・・取引先の女の子を居酒屋に誘った

1,あなたがこういう状況になりました・・・状況設定

取引先の女の子。美人じゃないけど、愛想がいい。
小柄で、可愛い。名前は松下祐子さん。年齢は、正確には聞いていないけれど、見たところ25歳ぐらいかな。

半年前に彼女の会社の担当になり、そこで出会った。
仕事の話しかしていなかったけれども、この半年ほど 少しプライベートな雑談もするようになってきた。

そこで今日「帰りに少し飲みませんか。おごりますよ」と誘ってみた。気軽に「いいですよ」との返事をもらった。
そして、今、二人で私の行きつけの居酒屋にいる。
席は、カウンター。

2,どうやって話を始めたらいいのだろう・・・取り掛かり

最初に少し注意点をあげておきます。
状況が落ち着く前に、いきなり「趣味は何ですか」なんて話を振ったりしないこと。
「ちょっとゆっくりさせてよ」と思われるだけ。

席に座りながら、「昼に、一緒に飲む約束して、それから仕事が手につかなかったよ。楽しみでワクワクしてさ・・・」と嬉しそうに言おう。
「君と一緒に話せること、飲めることが、楽しみだよ」とアピールしておく。君に好意を持っていることを、それとなく伝える。こういう入り方が、最も自然だ。誰でも楽にできる。

彼女が何か返事をしたら、彼女の顔を見てキチンと聞こう。「しっかりと目を見て聞くように!」と多くの本では書いている。しかしそれは難しいよね。なんだか照れるし、相手にしたって、「えっ、何かあるの、ムッチャ 本気モードやン!」ってなる。

そんなときは、両目を合わせるのではなく、片目だけを見て話すといいですよ。眉間を見て話してもいいね。

そこからすぐに話題に入ったりはしない。椅子を引いてやったり、上着をハンガーにかけてやったりしよう。
「今日は、祐子さんは、僕のお姫様ですよ」的雰囲気を出そう。
話に入るのはもう少し先だ。あまり早く入るとセカセカした感じになる。そのうちに店員さんが来るから、店員さんに注文してからゆっくり話に入るのがいい。

要するに、「余裕」を感じさせるのだ。これは「信頼感」にもつながる。

3,注文が終わったら・・・

あなた
「この店、僕の行きつけの店なんです。小綺麗だし、値段もお手頃。何より美味しい! で、祐子さんを招待したいなと思ってね、誘ったんです」
祐子
「ほんと、感じの良い店ですね」
あなた
「もう5年ぐらいかな、通い始めて」
祐子
「じゃぁ、常連さんじゃないですか」
あなた
「まぁね(笑) でもあまり人に教えてないんだ。僕だけの落ち着く場所にしたくてさ」
祐子
「エエ~、私を連れてきて いいんですかぁ」
あなた
「祐子さんだから・・・、一緒にここで飲みたいなと思って」

「あなたは特別ですよ」の感じ、丸出し。
一番大切なことは、女性の「警戒心をとく」ことです。

いくら仕事上で知り合ってるとはいえ、所詮 会社を通しての付き合いです。プライベートなところで一緒にお酒を飲むとなると、ある程度 緊張するし警戒心も持ちます。この「緊張感と警戒心」が話をする時の障害になります。

それを和らげるために
「私は、あなたに好意を持ってますよ」
「気が合いそうだね」
「一緒に飲んだら楽しそうですね」
とやんわりアピールするわけです。
もちろんその言葉を「そのまま」言うのはアホですね。別の表現でするのです。行動で示すのです。

なお最初の時点で、会社の話をすると、話が堅くなります。
会社の話をするなら、もっとお酒が入ってからの方がいいですね。
また、最初から「恋バナ」にいくのもちょっと焦りすぎ。

4,この場を仕切るのは、あなたです。彼女は、お姫様

そうこうしているうちに、注文の品が来ました。あなたは彼女を おもてなし するのです。当然、取りわけなどもあなたがやります。だって、あなたは、この店の常連さんなのだから。

「優しさ、紳士らしさ」をアピールしましょう。注文の品を示しながら、「これね、ホント、美味しいよ。僕、ここに来たら、かならず注文するんだよ。超オススメ」
「汚れるといけないね」といいながら、ポケットからハンカチを出して、彼女の膝にかけてやる。彼女に渡すだけでは不十分。あなたが開いて、あなたがかけてやるのです。あなたは良く気がつくし優しいのです。

他の野郎どもが見たら、「こいつ、なにしとんねん」と反感を買うでしょうが、そんなのは無視。真面目な顔で心を込めて行動しなければなりません。
それと、これはとても大事なことですが、狙っている状態に持って行くには、何事も下準備が必要です。居酒屋で話をする時も全く同じです。いきなり話を振ったら女性は、「えっ?」となるだけです。ここまでが、下準備です。

5,さぁ、お話しの時間です

「祐子ちゃんは、どんなのが好きなの?」ここから食べ物の話題に入ります。
居酒屋だからといって、居酒屋関係の話に限定はされません。スイーツの話題でも全く問題ありません。

祐子さんが話し出したら、「うん うん」と少し大きめの動作と表情で反応しましょう。
「話」というと言葉だけと思っている人がいますが、そうではありません。

会話は「言葉」だけではありません


動作と表情が雰囲気を盛り上げ、女性をリラックスさせます。

話を広げるための言葉を連想するには、リラックスできる雰囲気が必要です。

話は、相手の言葉から、どれだけ連想するかが大切です。話し始めは、目の前のものを話題にするのがベストです。

出てきた料理などは、話題にしやすいですね。
話のキッカケはあなたが作ります。そして、彼女が返事しやすいように質問したり、「へぇーそうなんだ。よく知ってるねぇ」と感心したりします。「教えてもらおう」という気持ちが大切です。間違っても「教えてあげよう」と思ってはいけません。自慢話は最低だからね。

スイーツで少し詳しい話をしてくれたら、
「うわー。パテシエ目指してたの?」
「3歳からケーキ作ってたのとチャウ?」
「家に帰ったら、本棚全部がスイーツの本だったりして。そのうちの半分はフランス語?」

即座に褒めて下さい。大げさに褒めて下さい。「そりゃないよ」というくらい大げさでいいです。
楽しく褒めれば、女性は悪い気はしないです。ノリノリの雰囲気になります。食べ物の話だけで、30分は持ちます。
少しお酒も回ってきました。今までビールを飲んでたので、日本酒にしましょう。

あなた
「ビールがなくなったね。祐子ちゃん、日本酒いける?」
祐子
「エエ、少しなら」
あなた
「うん、すこし  一升とか・・・」
祐子
「ちがいますよ。そんなに・・・三升です。」なんて反応してくれたら嬉しいですね。

ここは、「いやいや、お銚子一本ぐらいなら・・・」と返事してくれたとしましょう。
「じゃあ、ダブルでいこうね」ということで日本酒に。

6,お酒を変えた時は、話題を変えるチャンス

「ところでさぁ、祐子ちゃんの会社って、元気な人、多いよね」と、当たり障りのないところから入っていこう。
狙いは、祐子ちゃんに今、彼氏がいるかリサーチ。

いきなり、「ところで、祐子ちゃんに 今 彼氏いる?」とはなかなか聞きにくい。
下手したら、自爆してしまう。一瞬で、祐子ちゃんは、警戒オーラ全開になってしまいます。

「いきなり」「急激な変化」はダメです。
「知らないうちに、話がそうなっていた」というのが理想です。

「そうですね。まぁ元気じゃない人もいますけどね」
「そりゃぁそうだ。どこでも同じだね。祐子ちゃんは、元気な人が好き?それともおとなしい人が好き?」あたりからスタートです。

自然に、誰もがやる普通の会話です。笑わせようとしなくてもいいです。
慣れてくるとひとりでに「笑える気の利いたこと」も言えるようになります。

でも、言い過ぎて、
祐子
「私、元気な人がいいです」
あなた
「上半身も、下半身も」なんて、口を滑らせたら、最悪です。

慣れてくると、そしてお酒が入ってると、つい口を滑らせちゃうんです。
相手の女の子とそこそこ仲良くなってきた時が、危ないですよ。

「芸能人なら、誰がいい?」というのも、よく使われる話の振り方です。
そして、
女性
「竹ノ内豊、いいと思う」
あなた
「あぁ、なるほどね。確かに彼っていいよね。俺もそのくらいにならなきゃって・・・、俺には、ハードル高すぎ(笑)」女性
「なに言ってるんですかぁ。○○さん、いい線いってますよぉ」と言いつつ ペチペチと腕をたたいてきたなら、大喜びです。だって、「ボディタッチへの扉を開いてくれた」ようなものだから。
いい線いってるというのは、明らかにお世辞だけどね(笑)

でも、あなたがボディタッチする時は、用心深くしないといけないよ。
女性は、ボディタッチするのはいいけど、されるのは嫌がったりするからね。

話はこの調子でいくらでも続けられます。
「話をもっと深めて、下ネタやボディタッチまで持って行きたい」場合でも、ここからスタートです。焦ってはダメですよ。タイミングが大切。この後の話の展開方法は、別の機会に書きます。

7,要領と注意点を3つ書いておきます。

要領のまとめ

1,ゆっくりした動作で、にこやかに対応すること。
※「余裕と信頼感」を得るためです。

2,相手の目を見ながら、にこやかに話を聞くこと
※女性の警戒心を解くためです

3,相手の言葉からの「連想」を大切にする
※この「連想」が話題展開のカギです。