
フット イン ザ ドア とは?
フット・イン・ザ・ドア・テクニックとは、
交渉や依頼の場面で、本命の要求を通すために、
まず簡単な要求からスタートし、
段階的に要求レベルを上げる方法
です。
難しく表現したらこのようになるのですが、
要するに、
「彼女を抱きしめたいと思ったら、まず彼女と仲良くなるところから始めようね」
ということです。
「いきなり抱きついたら、ダメですよ」ってことです。
「キッカケを掴め」・・・構造
まず、だれでも承諾するような小さな要求を出します。
「まぁ、その程度なら、たいしたこともないだろう」という程度のものです。
それを足がかりにして徐々に要求を大きくしていきます。
少しずつ大きくして、そのステップの感覚に慣れさせます。
慣れたところで、またステップを少しだけ上げるのです。
「気がついたら、とんでもない要求を飲まされてた」というわけです。
「少しずつ」ってのは怖いです。
非常に大きなことができます。
一般に人間は、いったんある立場をとると、一貫してその立場をとっているほうが居心地がいいのです。
また、「ころころ意見が変わる人間には見られたくない」という心理もあります。
そのため、少し要求レベルが上がっても「ま、いいか」となってしまうのです。
フット・イン・ザ・ドア・テクニックは、こういう心理を利用したものです。
メリット
★断られにくい
最初の要求は、断られないほど軽いものです。断られないようなお願いを意識的に作っています。
★相手が自分の行動を合理化しだす。
自分の行動は「ごく当たり前のことだ」と考えるようになります。理屈づけはいくらでもできます。自分が納得出来る理屈なら何でもいいのです。
自分が納得すれば、自分から動くようになります。
これが洗脳の第一歩です
★冒険をしなくていい。
必ずおねがいを承諾してもらえる程度の「小さなステップ」で進めます。だから「安全」なのです。
★こちらが主導権を握っている
計画的に事を進めている限り、主導権はこちらにあります。
「コールドリーディング」テクニックも複合して使うと、強力です。
相手の思っていることを見抜きながら、小さなステップで事態をコントロールすれば、間違いなく相手をあなたの思うとおりに動かすことができます。
フット イン ザ ドア も練習が必要ですが、コールドリーディングはもっと練習が必要です。
しかし、熟練してきたら、恋愛にも、仕事にも抜群の利欲を発揮します。
これは間違いありません。
デメリット(注意点)
★思いつきでは上手くいかない。
計画的に進めないと、細かいステップで進むことはできません。
その時の状況と感情に振り回されていたのでは、早く目的を達成しようとして、つい大きなステップにしてしまいます。
そして、たいがい失敗します。
「モテる男とモテない男の、根本的な違い」も、参考にして下さい。
★ある程度の期間、自分をしっかり制御しなければならない。
彼女が少しあなたに好意を見せたら、すぐに過大な要求をしてしまいます。「計画通りにやるのだ」と自分をグッと抑える力がいります。
★時間がかかる
一か八かの冒険をしないのですから、時間はかかります。彼女が現在の状況に慣れるまで時間がかかります。
使い方 少しだけ「具体例」
★ナンパ
「とりあえず、5分だけ」なんて誰でもやるナンパの仕方。最初に「受け入れやすいお願いをするのです」結構上手くいきます。
ナンパ慣れしてない人が、最初から「一緒にお酒飲まない?」は、難しいでしょうね。
「5分間だけ」なら、何とかなります。
ただ、「その5分で彼女の気を引くこと」が難しい。
当然 事前にしっかりネタを仕込んでおかないといけない。
思いつきだけでナンパはできないです。
★簡単な用事を頼んで、そのお礼だという口実で、
「美味しいスイーツのお店を見つけたんだ。帰りに一緒に寄っていかない?お礼におごるよ」と言ってみよう。
女性は、「OK」する口実ができるし、スイーツも欲しいし、「いいんですかぁ」なんて言いながら、OKします。
これをキッカケにして、少しずつ一緒にいる機会を増やしていきます。
気がついたら、居酒屋やバーで二人で飲んでる関係まで持っていけます。
その後の関係も、同じ調子でやれば、進めます。
★何もしないから。
ホテルの入り口でこんなこと言ってるようではダメです。
ホテルに行く前の段階(例えば、居酒屋)で、それとなく「何もしないからね」と囁いておこう。
居酒屋での誘い方はこの記事をご覧下さい。
ホテルの中に入ったら、そこから「少しずつステップアップ」が始まります。
★最初は手を握るだけ。
そして何かのきっかけを見つけて軽くハグする。ハグになれてきたら、ほっぺにキスする。
ステップアップするときには、その前から褒めることを忘れないように。
核心部分
実践するときには、難しく考えなくていいです。
最初に簡単なきっかけを作って、
計画的に、少しずつ!
これが核心部分です。